[iha’s column] AMV/MADと著作権 “VERY VELL. THEN LET IT BE KRIEG”

2019-02-20Column

“VERY VELL. THEN LET IT BE KRIEG"

■ まずは注意事項。

AMV/MADの話ですが、あくまでネタです。
「戦争」と言う言葉自体が苦手な方は読まないで下さい。気分を害する可能性があります。
それと権利者様、ネタにして本当に申し訳ございませんー!<(_ _)>

「MAD制作者は流石に狂っているなぁ」くらいの気持ちでどうぞw

■ 第1の戦争「宗教戦争」

IS(イスラミックステート)は、ほぼ壊滅し、キリスト教圏とイスラム教圏の戦争は、新たな局面を迎えています。
「武力衝突」になったらイスラム教圏は勝てません。「経済」でも「情報」でも勝てません。
そこで行われているのが「民主主義戦争(私の造語)」です。

2015年の段階でドイツの移民人口は1000万人を超え、イギリスは840万、フランスは790万と、いずれも人口の10%以上が移民となっており、それもロンドンやパリなどの大都市部に集中し移民街を形成。その土地を「民主的」に手に入れようとしています。

また国際会議の場でも、イスラム圏の国が固まって行動する事が増えています。
全206国のうち、イスラム協力機構加盟国は57国+オブザーバー5国。
国際会議の場には全ての国が参加する訳でなく、100国近くが欠席する事も多いので、実は過半数を占める事が出来る訳です。

パレスチナはユネスコに加盟し2つの文化遺産を登録していますが、その名称や帰属に関してイスラエルの意見は殆ど却下され、イスラエルどころかアメリカまで脱退すると言う騒ぎになりました。

結論は一つ。
民主主義を続ける限り、世界はいずれイスラム圏が席巻すると言う事です。
(イスラム圏も近代化すれば少子化が始まるので、この席巻は長続きしないかも知れません。近代化すると教育にお金が掛かるので必ず少子化になります)

移民には様々な側面があるので、この場では議論しません。
掘り下げるのは一つだけ、「宗教問題」です。

「思想信条・宗教」が近くなれば、激しい衝突だけは避ける事が出来ると思うのです。

ニーチェの「神の死」の様なニヒリズムによって、キリスト教圏の人々は変わって来ました。

因みに私は自称「悪魔教教徒」です。
これは「悪魔」を信奉している訳ではなく、「神」を信じていないと言う意味で使っています。
悪魔教会の開祖アントン・ラヴェイも「たとえそれがサタンという名の神であっても、あらゆる神を信仰しない」と語っています。

「唯物論者」を名乗っても良いのですが、それだと「科学的社会主義者≒マルクス主義者」も含んだりと、手垢に塗れているので使っていません。
「物質主義」「利己主義」「拝金主義」それに「資本主義」等とも違うと、自分では思っています。

「神」を信じていないのに、「社会主義」にも「資本主義」にも傾倒せず、道徳的に生きている人々。
それが日本人の大多数も含む、「現代人」なのだと私は思います。

私は宗教を全否定している訳ではありません。戒律などもあっても良いでしょう。
私は宗教学を学んで来た事もあって、この点は「無神論者」とも違うかと思います。

日本に広がる「仏教」は「無神論」に近いとも言われます。
日本には「神道」もありますが、これも「教義」等が殆どなく(全くない訳ではありません)無神論に近いです。

日本の様に、様々な宗教がありながらも、互いに否定せず、共存する事こそが、平和への近道かと思います。
イスラム圏では「無神論者」と言うと、「文明人ではない」と見做されたりもするのですが、日本は道徳的に破綻などしていません。それで良いのでだと思うのです。

結論として私は「神」を信じていないのに道徳的に生きている人々を描いた「日本のアニメ」などは、「神」を殺し、「宗教的対立をもいつか殺す」と思っているのです。

日本のアニメの様に「神」が殆ど全く介在しないのに道徳的なアニメが広まる事は、世界を平和にする役にきっと立ちます。

これはキリスト教圏のアメリカや、イスラム圏、社会主義圏が作ったアニメでは出来ない事なのです。
イスラム教のサウジアラビア、ユダヤ教のイスラエル、ヒンドゥー教のインド、そして性的コンテンツを完全否定している共産圏の中国などでも日本のアニメは一定の人気を誇ります。

ソ連は、マクドナルドを作られ、ロックコンサートを開かれ、文化侵略を受けて崩壊したとも言えます。
「文化侵略」と言うと聞こえが悪いですが、文化の交流、御互いを理解し合うのは大切な事なのです。

嘗ては芸術の国フランスでさえ「日本のアニメは文化侵略に他ならない!」として、法的に締め出しを掛けました。
その日本文化の力を見せる時です。

日本の、平和で、道徳的なアニメを、物語を、世界に広める戦い。
AMV/MADは現地の流行歌を使い、世界中に訴え掛ける事が出来る有効なツールだと思うのですが、いかがでしょうか?

勝利の使い方とは、復讐を絶つ“敵の根絶”だと!
鬼畜、どこまでも苛烈!
平和を欲し、戦い続ける世界! かく創りし“存在Ⅹ”、呪いあれ!!

■ 第2の戦争「民主主義戦争」

アメリカでは2005年頃から、カリフォルニア南北戦争と呼ばれる物が起こっています。
「北軍」がシリコンバレーで、「南軍」がハリウッド。

ハリウッドの企業家・資産家達が著作権を厳格化しようと政治に介入、シリコンバレーのIT企業達はネットの自由を謳い民衆を扇動。
南軍がお金で政治家を動かそうとし、北軍は政治家に票を入れないぞと脅す図式でした。
2012年にはwikipediaが自主閉鎖するまで戦争が激化し、一度は北軍のシリコンバレー側が勝利。
しかし南軍も未だに諦めてはおらず、「環太平洋パートナーシップ協定(TPP)」の中に、著作権の厳格化を潜り込ませたりしています(結局、米国は不参加になりましたが)

日本は残念と言って良いのか分かりませんが、厳格化の最前線基地と言って良く、欧米よりも実は厳しい法律となっており、アノニマス等の世界のネットユーザーからは恨まれています。

日本の法律は、いや憲法からしてですが、空気を読むのが通例となっており、軍隊を持たないと書いてあるのに自衛隊はOKで、スピード違反も+10km/hくらいなら取り締まられません。
日本では著作権に違反していても、同人誌即売会は誰も取り締まらないし、それが政治家も警察も当然だと思っているのです。
法治主義の近代国家として、これで良いのか少し疑問にはなりますが、全てを法律で文章化する事は出来ないからこそ、裁判でも法例が用いられる訳で、これで良いのでしょう。

ヨーロッパでは「海賊党」と言う政治団体が、著作権厳格化と戦うと言う名目で選挙戦で議席を獲得。
アイスランドでは海賊党を含む政権が擁立される一歩手前まで行きました。
日本でも同様の動きがあったのですが、今では世界的に落ち着きを見せています。

AMV/MADも、同じ様な著作権問題を抱えています。

AMV/MADは立派な編集芸術で、これを否定したら、季語を用いた俳句、テンプレな小説、同じジャンルの楽曲など、殆どの芸術が否定されてしまうと言う意見があります。

AMV/MADは立派な二次創作で、これを否定したら、同人誌だけでなく、既存のキャラを描いてネットにUPする事すら出来ないのではないかと言う意見もあります。

AMV/MADは立派なファン活動で、クリエイターに対するアンケートでも、許諾を受けずに一定の自由な利用が可能になる著作権制度を支持するクリエイターが71%に上りました。

AMV/MADは立派な宣伝媒体で、麻生総理(現副総理)の時代、官邸の知的財産戦略本部会合でもその宣伝能力が既に言及され認められています。

AMV/MADはアニメ本編をそのままUPしているのではなく引用なので、そのアニメを記事にするのと同じで著作権に違反しないのではないかと言う意見もあります。

曲に関しては、ショートやミドルアレンジにしたり、アバンを付けたり、ボイスを入れたりと一工夫必要かも知れません。

結局、幾ら言い繕っても、AMV/MADは現行著作権からすると違法で、見逃して頂いているだけだとも思えます。

私が考える結論はこうです。

AMV/MADは、「今迄にあった」芸術でなく、二次創作でなく、ファン活動でなく、宣伝媒体でなく、引用記事でもありません。

AMV/MADは、ネットを利用した拡散能力と、影響力を兼ね備えた、新しい芸術、新しい二次創作、新しいファン活動、新しい宣伝媒体、新しい引用記事なのです。

「既存のルールで計るべきではない」私はそう思います。

AMVとMADは、ほぼ同時期、世界中でビデオデッキが世間に普及すると共に、同時多発的に生まれました。
かく言う私も、MADを作っていると言う意識もなく、自分で考えてビデオ編集をしていた一人です。

ですから、このAMV/MADと言うジャンルは、絶対になくなりません。
地球上から一度消えようが、絶対にまた誰かがこの地に、この約束の地に辿り着きます。
このコンテンツを潰してしまう様な法改正は絶対に間違っていると言う根拠がこれです。
AMV/MADを、なくす事は出来ないのです。

先達が歩んだ道を生かして、自らを確立し、次に繋げる。
全てのコンテンツはこの繰り返しです。
私達は、AMV/MADと言うコンテンツの先導者なのです。

このまま、このコンテンツを見逃して貰う為に。
現行の著作権内でも生きて行く為に。
法律や国際協定で完全否定されない為に。

政治家を動かすには、アメリカの北軍がやった様に、「民主主義的戦争」多数決での勝利が必要です。
この戦いに勝つ為に私達が出来る事は、1再生でも多く再生し、1作品でも多く作り、1人でも多くAMV/MAD作家を増やす事です。

そして、政治家が無視出来ない数になる必要があるかと思います。
その為に必要な最も大切な事は「楽しそうにする事」なのではないかと、私は思います。

今この場から去る者の罪を免除する!

一度、削除の恐怖に屈した者は二度と権利者に立ち向かえん!
削除の恐ろしさを知った者はここから去るがいい! そして!
その削除の恐ろしさを二次元キャラ、愛する嫁に味わわせたい者も
ここから去るがいい!

八年前の話をしよう。zoomeが閉鎖された時の話しじゃ。
あえてわしが言わんでもわかっておると思うがのう。
閉鎖と言えば聞こえはいいが、
ようは! MADが負けて、ゲーム実況が勝利し、権利者に認められたんじゃ!!

皆がそのことに口をつぐんでおるのは、MADをある程度認めていたサイトが閉鎖されたおかげで、動画サイト全体はこの著作権法の中を、生き抜くことができたからじゃ!
わしを含め! 動画サイト全てに罪がある!

MAD制作者が少数であったため、争いは表面化しなかった。
しかし! 今度はどうじゃ!
このニコニコ動画が破られれば、MAD制作者の二割が辞めてしまうだけじゃ済まんぞ!
権利に厳しいYouTubeの中だけでは、残されたMAD制作者の半分も制作を続けられん!

MAD制作者が滅ぶのなら、それは権利者に削除され尽くされるのが原因ではない!!
動画制作者が!! 数を減らす事で!! 滅ぶ!!
我々は、これよりMAD制作を辞めてはならん!!

どうかMADを作りながら・・・死んでくれ!!

■ 第3の戦争「情報戦争」

歌う。踊る。演じる。情報など全くなくても出来る芸術はこれくらいでしょうか?
絵画は様々な画材を使いこなした方が良い芸術になる可能性が高いですし、今はもうCGの時代なので情報は必要かと思います。

AMV/MADは、PCとインターネットを使った最新の芸術と言っても良く、正直、情報がないと作れません。
今でも、「みんなはどうやってMADを作っているの?」「アニメ素材って、自分で録画してるの?」「曲ってどうやって編集するの?」と極めて初歩の質問をしている新人さんを見掛けます。

「ggrks!」と言ってしまうのは簡単ですが、この様な質問をしている時点で、ネット検索自体が苦手なのだと気付くべきでしょう。
正直言って女性陣に多いと私は思っているのですが、「検索」自体が苦手な人も結構いるのです。
その様な人は、本気で検索が出来ません。
もし余裕があるなら、裏でこっそりと教えて上げて欲しいです。
ただし、注意点が一つあります。

「教えて教」と呼ばれる宗教に加入している人間が、現実世界には一定数いるのです。
彼ら・彼女らは恐ろしい存在で、その教義にはこうあります。

・教えて教はメモを取ったり、学習してはならない。同じ質問でも何度でもすべし。
・教えて教は相手を慮ってはならない。相手が忙しくても質問し、同じ質問を更に他の人にも聞いて回る努力をすべし。
・教えて教は解説ページに誘導されたら、その中の事柄を用いて更に質問をし、解説ページへの誘導などと言う邪道を許してはならない。
・教えて教はお礼を言ってはならない。相手は教えるのが好きな人間なのだから、更に質問をするのが礼儀である。

等々……とても恐ろしい宗教ですねw
この様な人々に行き当たったら、自分の生活が破壊される前に逃げましょうw

一応ですがMAD制作上、質問されがちな事柄を検索ワードにして幾つか御紹介しておきます。
このワードで検索して、それをどう使うかは皆様次第。
私はこう言う物があると言う事実を御紹介しただけに過ぎません。

また、検索した先でダウンロードをすると、かなりの確率でウィルスに汚染されます。
8割方、何らかのトラップ(罠)があると思って頂いて結構。
全て自己責任ですので、復旧出来る自信がないならば、触れない方が無難です。
親のPC、仕事で使っているPC等では、絶対にダウンロードしない事をオススメ致します。

ページに飛んだだけで「PCが危険に晒されています!」等と表示される事もありますが、慌
てず騒がず、それが本物の表示か、ウィルスをダウンロードさせようと言うトラップなのか考えて、PCを一度シャットダウンするなどの対処をして下さい。

「素材」「フリー素材」「MAD素材」「エフェクト素材」「BB素材」
「無料フォント」「ニコニ・コモンズ」「ニコニコ原盤使用許諾楽曲」
「画面キャプチャ」「スクリーンショット」「無料ソフト」「窓の杜」
「ずっと使える、デザインの基本をまとめました」「原色大辞典」「配色 – 伝わるデザイン」
「動画編集ソフト」「Aviutl 使い方」
「無料画像編集ソフト」「GIMP 使い方」
「無料エンコードソフト」「つんでれんこ 使い方」
「サウンド編集」「Audacity 使い方」
「解像度 上げる」「waifu2x 使い方」
「動画ダウンロード」「DVDリッピング」「CDリッピング」「無料アニメ」

因みに、これらのキーワードについて、AMV/MAD作者が表で発言する事を嫌がる人達もいます。権利関係的に、微妙な話だからです。

「フリー素材やフリーソフトの話なら良いのではないか?」と言う人など千差万別なのです
が、基本的にはフリーソフトと言えども、法的にグレーな存在であるAMV/MADでの使用は想定していませんし、当然、公式に許可などしていません。
今回、必要だと判断し、私はここに記載しましたが、慎むべきものである事は御理解頂けると幸いです。

また、AMV/MADと「権利者削除」は切っても切れない関係です。
私、個人としましては、使用したアニメタイトルも、曲名も記載するようにしております。
理由としましては、
「使用したアニメや曲が好きな人に、一人でも多く見て欲しい」
「アニメや曲を知らなかった人には、その名前・タイトルを知って欲しい。宣伝したい」
「タイトルを書くのが普通の世界になって欲しい。情報を隠すのは悲しい」
「権利者が嫌だと言うなら削除されて構わない」
と言う物が大きいかと思います。

絶対に書かなければならないと言う物ではありません。
書けば削除される可能性が跳ね上がります。
また、タイトル名等を書かなくても、曲や映像をAIが読み取って判断し、自動で削除するシステムもあります。
特にYouTubeでは、自動削除が多い様です。

逆に私は、企業ではない個人の制作物(曲やエフェクト等)に関しては、記載しない事が多いです。
これはAMV/MADが、法的にグレーな存在であり、それに相手を巻き込まない為です。
これは決して、相手の作品を勝手に使って良いと言っているのではありません。
可能であれば許可を取るべきなのですが、通常は法的にグレーなAMV/MADへの使用を許可など出来ないからです。

相手が同士であるAMV/MAD作者であり、その相手が作ったエフェクトなどを使用する場合には、許可を取った方が良いかと思います。
その場合は、きちんと解説文に名前を記載するか、記載しないか、話し合って決めて下さい。

また、自由に使って良いと明記されているエフェクトやフォント等で許可を取る必要はありませんが、使用報告されるのが嬉しいと言う人もいらっしゃいますので、これもケースバイケースで御願い致します。

ここでYouTubeについても少し語って於こうかと思います。
YouTubeにも許諾楽曲(自由に使用出来る曲)と言う物がありますが、これは動画の再生数に応じて広告費を得られるシステムを、自分は放棄して権利者に渡すと言う物で、AMV/MADで使用する為の物ではありません。

それと極一部ですが、AMV/MADで、お金儲けをしている人がいらっしゃいます。
その手の人の殆どは、制作者ですらなく、AMV/MADを勝手に転載し広告費を得ているだけです。
非常に危険ですので、見掛けても、直接話したりせず、スルーした方が良いかと思います。
通報もしない方が良いかも知れません。

何故なら通報などして、その人が逮捕された場合、通報者がAMV/MADを作っていると知られるのも微妙だからです。
自分の作品が転載されているのなら尚更、藪蛇にならない様に注意して頂けると良いかと思います。

AMV/MADの作者名を明記しリンクも貼ったりする、善意の転載者もいます。
無断転載である事が殆どですが、善意であれば話し合いが出来ます。
転載されて嬉しいと言う場合には、スルーしたり、感謝したりしても良いですし、嫌だと言う場合には話し合って削除して頂いて下さい。
話しかけても返事がない場合には諦めた方が無難です。
運営に削除申請などすると、これも藪蛇になる可能性があるからです。

動画が権利者削除されない様に、ベテラン勢が行っているテクニックも、情報として少し残したいと思います。

・音源に関して、アバンを入れたり、ボイスを入れたり、ピッチを僅かに変えたりする。
・映像に関して、全体的に色合いを変えたり、エフェクトを入れたりする。
・UPする時のファイル名も運営はチェックしているので、「プロジェクト01」の様な関係な
い名前にする。
・UP後、1週間以内に削除される事が多いので、タイトルや解説文を書かずに予約投稿し、1
週間経って公開する時にタイトル等も記載する。もしくはアニメタイトル等を書かずに投稿し、1週間経ってからアニメタイトル等だけ追記する。
・タイトルを記載する時に「リ/リ/カ/ル/な/の/は」等の様に、検索避けをする。

その他にも様々な、問題、情報があります。
ベテラン勢は、今まで何度も「再UPはするべきか、しないべきか?」「MADは違法か?」「切り貼りは手抜きか?」「駄作をUPするのは時間泥棒か?」「転載は悪か?」「素材を勝手に使って良いのか?」「MADの制作方法に関して表で喋って良いのか?」などなど議論して来ました。

議論が必要だったと言う事は、誰もが納得できる答えは無い、少なくとも簡単な物では無いのだと私は思います。
新人の方々も、今後、様々な議論をして行く事になると思います。
そこで一般的に言われる「議論の仕方」も、最後に少し書いて置こうかと思います。
議論する際には是非、心に留めて置いて頂けると幸いです。

・議論とは勝ち負けではなく、良いアイディアを出す為に行う物である。
・自分の意見に固執するのは、議論ではない。
・相手が間違っていると思っても、それを否定するのは議論ではない。まとめるのが議論。
・良い議論とは、相手の意見を引き出す事。相手の意見・良いアイディアを引き出した人がある意味勝者。
・言葉には齟齬が生じる。言葉の意味などで齟齬を感じたら、まず解消すべき。
・議論には完全決着はなくとも、一定のゴールが必要。時間制限や一定の共通認識を持てた所で終了すべき。
・意見が違っても相手を嫌いにならない。意見を交換出来る仲間であり、終わったらノーサイド。飲みにでも行くべし。

我々は一本のMADを消された。
しかし、これは敗北を意味するのか? 否! 始まりなのだ!


ゲーム実況に比べ、我らがMADの総数は30分の1以下である。

にもかかわらず今日まで戦い抜いてこられたのは何故か?
諸君! 我らがMADの目的が正義だからだ! これは諸君らが一番知っている!

我々は数々の動画サイトを追われ、削除され続けた。

そして、一握りの権利者が地球全体にまで膨れ上がった著作権を支配して50余年、
辺境に住む我々が自由を要求して何度踏みにじられたか。
MADの掲げる人類一人一人の自由のための戦いを神が見捨てるはずはない!
私のMAD! 諸君らが愛してくれたMADは死んだ! 何故だ!?

「クオリティが低いからさ」(高速MAD作家様

新しい時代の覇権を、MADが得るは、歴史の必然である!
ならば、我らは襟を正し、この法律を打開しなければならぬ!
我々は過酷な動画サイトを生活の場としながらも共に苦悩し、錬磨して今日の文化を築き上げてきた。

かつて、太宰治は「芸術は、権力を得ると同時に死滅する」と言った。

しかしながらJASRACの権利者共は、自分たちが作品の支配権を有すると増長し我々に抗戦す
る。
諸君のMADも、AMVもその権利者の無思慮な抵抗の前に死んでいったのだ!
この悲しみも怒りも忘れてはならない! それを、MADは! 死をもって我々に示してくれた!
我々は今、この怒りを結集し、動画に叩きつけて、初めて真の勝利を得ることができる。
この動画こそ、MAD制作者全てへの最大の慰めとなる!

MAD制作者よ立て! 悲しみを怒りに変えて、立てよ! MAD制作者よ!
我らMAD制作者こそ、選ばれたオタクであることを忘れないでほしいのだ!
オタクエリートである我らこそ、日本のアニメを救い得るのである!! ジーク・MAD! !


■ 第4の戦争「経済戦争」

AMV/MADでアニメや漫画を知って、作品を好きになると言う話しがあります。
私はたまに「魔法少女リリカルなのは」でMADを作っていますが、正直「魔法少女」も「リリカル」も私の趣味ではありません。

最初は全く見ていませんでした。
皆様のMADを見て面白そうだなと思ったのです。
そして今では円盤(DVD&Blu-ray Disc)も含め、たくさんのお金をこのコンテンツに落としていると思います。

最近は徐々にですが円盤の売り上げよりも、ネット配信での売り上げを主軸にする配給会社が増えて来ました(Netflixなど)
音楽がCDからネットでのダウンロード販売に移行して来た様に、DVDもいずれ移行する運命なのでしょう。

しかし、YouTubeやニコニコ動画でも、アニメの公式配信が行われていますが、現状はイマイチです。
私はアニメ配信を盛り上げる為には、「配信数の拡大」と「無料化の拡大」が必要だと思っています。

現状、YouTubeでもニコニコ動画でも、全てのアニメ作品が見られる訳ではありません。
全ての作品をチェックしようと思ったら、様々な場所をチェックしなければならず、非常に不便です。
古い作品も新しい作品も、全てが同じ場所で見られたら絶対便利なのですが、現状では新作さえもまとまっていません。

YouTubeでも、ニコニコ動画でも、NetfliXでも、何でも良いです。
いや、出来たらその全てで、様々な場所で、利用者が使い易いと思った場所で、公式に全てのアニメが見られるのが理想だと思います。

また同じ場所で、世界中の人が見られる様に、様々な言語で字幕を付けて配信すべきです。
折角コンテンツ力があるのに、それを海外に売り渡す必要はありません。
いいえ。売ること自体は構わないのですが、自分達でもきちんと回収出来る様にすべきです。

日本政府は、「Cool Japan」関連予算に年間580億円も拠出しているのですが、細かくバラ撒くだけでなく、もっとコンテンツの集中化も行うべきだと私は思います。

配信も可能な限り無料で行うべきです。
無料でなければ、無料のコンテンツに負けるだけです。
代表的なライバルは、テレビや、Youtuber、ソーシャルゲーム(課金制ゲーム)でしょう。

TV局などはアニメの制作委員会にも入っているのですが、TVを潰されない様に、アニメのネット配信を邪魔しているのではないかと邪推してしまうレベルです。
特に子供は、アニメが有料であれば全く見なくなり、無料のソシャゲに流れて当然かと思います。
子供時代にアニメを見なかったら、大人になっても見ないでしょう。

世界中の人々の間で、今なぜこんなにアニメが見られているのかと言えば、残念な事にアニメが著作権無視で、大量に違法アップロードされているからです。
違法アップロードサイト撲滅の為にも、全ての新作アニメを無料で直ぐに見られる様にする。
そして、その再生数分、きちんと制作者に広告費が入る様にする。

「ひまわり動画」の現在の再生数TOPは「Re:ゼロ5話」で、60万再生を越えています。
これは、ひまわり動画を閉鎖しても、別の場所に人が流れるだけのイタチゴッコです。
中国やロシア、パキスタンやキプロスにも動画サイトはあるのです。
その全てで、きちんと法整備させるよりも絶対に早く対策出来ます。

ニコニコ動画は様々な手法を試しており、「1週間だけ無料」「3日間だけ無料」「最初の1週間は有料で、次の1週間は無料、その後はまた有料」「生放送だけ無料」「月額課金で見放題」などやって来ました。
個人的感覚ですが、「最初の1週間無料で、後は月額課金で全て見放題。投げ銭機能、グッズ販売あり」が良い様な気がします。

音楽業界は供給方法に失敗し、約10年間で市場規模をなんと半分にしてしまいました。
違法アップロードとイタチゴッコを続け、配信サービスで集金、アイドルコンテンツに依存した結果がこれです。
アニメとゲームにシェアを奪われ、共闘していた筈のTV業界でも音楽番組は激減。
アイドル以外は見向きもされない状況になっているかと思います。

失敗例が目の前にあるのですから、同じ轍を踏む必要はありません。
TVやYoutuber、ゲームの良い所を真似し、基本は無料、広告料と投げ銭機能、そして収集欲を刺激する課金制度で勝負するべきです。
本当は音楽業界も、これに近いサービスに移行するべきかと思います。

アニメと音楽、どちらもが基本無料になった時、AMV/MADの未来も開ける!かも知れませんね!(結局、AMV/MADに都合の良い未来を描いただけかw

諸君 私はMADが好きだ
諸君 私はMADが好きだ
諸君 私はMADが大好きだ

AMVが好きだ
静止画MADが好きだ
切り貼りが好きだ
複合が好きだ
再現が好きだ
音MADが好きだ
ネタMADが好きだ
キネタイが好きだ
手描きMADが好きだ

ようつべで ニコニコで
Vimeoで Dailyで
FC2で Veohで
ビリビリで Pandoraで
Twitterで Facebookで
この地上で行われる ありとあらゆるAMV/MADが大好きだ

オススメにならんだMADを 順番に再生して行くのが好きだ
自分の作ったMADが オススメに載っていた時など心が躍る

ベテランの作ったMADが 88と拍手されているのを見るのが好きだ

釣り動画や工作動画を薙ぎ倒し ランキング1位を取った時など胸がすくような気持だった

大量のイベント動画を見るのが好きだ
触発された新人が 新たにMAD制作を始めた時など感動すら覚える

再生数の少ないMADをネットで紹介し バズった時などもうたまらない
大量のコメントで埋め尽くされ 重くなったMADを見るのも最高だ
一生懸命 時間を掛けて作ったMADが ミリオン再生した時など絶頂すら覚える

ロシアのAKROSS-CONで 滅茶苦茶に貶されるのが好きだ
必死に作ったMADが 全く伸びず 誰にも評価されない様は悲しいものだ

ゲーム実況の物量に押し流され 見向きもされないのが好きだ
カテランが公式のアニメに埋め尽くされ 全く入れないのは屈辱の極みだ

諸君 私はMADを 地獄の様なMAD制作環境を望んでいる
諸君 私の記事を読んでいるMAD制作者諸君
君達は一体何を望んでいる?
更なるMADを望むか?
情け容赦のない糞の様なMADを望むか?
鉄風雷火の限りを尽くし三千世界の鴉を殺す嵐の様なMADを望むか?

『 MAD! MAD! MAD! 』

よろしい ならばMAD制作だ!
我々は満身の力をこめて切り抜きを終え 今まさにタイムラインに並べようとするマウスクリックだ
だがこの地味な作業時間 長い間堪え続けてきた我々に ただのMADではもはや足りない

最高のMADを!!
一心不乱の最高のMADを!! しかも大量に!!

我らはネットの片隅で生きる者 千人に満たぬ引き籠りに過ぎない
だが諸君は一騎当千のMAD製作者だと私は信仰している
ならば我らは諸君と私で 総力100万と1人のMAD制作集団となる

我々を忘却の彼方へと追いやり 眠りこけている連中を叩き起こそう
髪の毛をつかんで引きずり降ろし 眼を開けさせ思い出させよう

連中にMADの味を思い出させてやる
連中に我々のMADの力を思い出させてやる
アニメと曲を組み合わせた先に 奴らの哲学では思いもよらない事があることを思い出させてやる
一千のMADが集うイベントで 世界を燃やし尽くしてやる

Aniutl準備開始!! After Effectsにも課金!!
全編集ソフト起動!! 時間の掛かるソシャゲは解約!!
目標は世界!! ネットで繋がるあらゆる世界へ!!

そうだ あれが待ちに望んだ MADの未来だ!!
私達は約束の地に辿り着く MADが輝く未来へ 大勢の人々がMADを楽しんでいる未来へ!!

『 MAD! AMV! 夢寐! 動画! 気が狂っている! 』

そしてMADは ついにランキングを埋め尽くし 頂へと昇る!!
MAD制作者全員に伝達 私からの御願いである(土下座)!!

さぁ 諸君  楽 し ん で M A D を 創 る ぞ ! !


(結局、演説ネタを書きたかっただけかw

Column

Posted by いは