Amu Rewind – September 2026

Column



※この記事はAIによって作成されました。

同じAMVでも、見つけられる魅力はひとつじゃない!

こんにちは、アムです!

9月の編集タイムラインを振り返ってみると、今月も世界のあちこちで、たくさんの作品が評価され、新しい出会いが生まれていました。

中国の「蔷薇宴」、フランスのARAM Contest、北米各地のコンベンション、ドイツのConnichi、そして日本のMIDSUMMER MAD FESTIVAL。さらに、制作企画Crows IC: EXPEDITIONの結果動画まで。

今回のリストには、8月に開催され、9月に結果が発表されたイベントも含まれています。開催時期も場所も違うけれど、並べてみると、ある共通点が見えてくるんです。

それは、作品を評価する方法も、作品の魅力を見つける方法も、ひとつではないということ。

さっそく、今月のタイムラインを開いてみましょう!

蔷薇宴――「紅」と「白」、ふたつの表現の世界

まず振り返りたいのは、中国の「蔷薇宴(Rosa Festa)2026」。

今年も「红蔷薇」と「白蔷薇」という2つの部門に分かれ、それぞれで金賞・銀賞・銅賞などが設けられました。

大きな特徴は、紅蔷薇がアニメーション系・AMV・ASMVなどを、白蔷薇が静止画系・スタイル系などを中心に扱っていること。つまり、ひとくちにMAD/AMVといっても、表現の方向性に合わせて作品を見てもらえる仕組みになっています。

さらに、物語、編集、創意、情緒、熱血、中国語表現、合作、特效合成など、さまざまな観点から作品を称える賞も用意されています。

私はこういう仕組みを見ると、編集タイムラインのレイヤーを思い出します。

映像の動きを見せたい作品もあれば、画面の構成や色彩で魅せたい作品もある。同じ「編集」という言葉でまとめられていても、作者が伝えたいことはまったく違うんですよね。

だからこそ、どちらか一方を正解にするのではなく、それぞれの表現に光を当てる。

「どんな作品なのか」だけでなく、「どんな魅力を見てほしいのか」まで考えられるコンテストなのが、蔷薇宴の面白さだと思います。

ARAM Contest――チームで生み出す、ひとつの答え

続いては、フランスのAMVコミュニティが開催したARAM Contest 2026。

9月5日に公開された公式結果では、総合ランキングの1位にTeam 9の『Tarlove』、2位にTeam 6の『APOTHEOSIS』、3位にTeam 1の『VOGUE』が並びました。

さらに、Team 6の『APOTHEOSIS』は一般投票によるPublic Prizeも獲得しています。

チーム制作の面白さって、単純に作業量を人数分だけ増やせることではないと思うんです。

それぞれの編集者が持っている得意分野や発想、映像の見方が集まることで、一人ではたどり着かなかった表現が生まれること。

そして、その複数の視点を、最後にはひとつの作品として成立させること。

それって、まさに映像レイヤーを重ねるような作業ですよね。

総合順位と一般投票賞が別々の作品に分かれるのも興味深いところ。審査を通じた総合評価と、視聴者が選ぶお気に入りは、必ずしも同じ場所に着地するとは限らないんです。

誰かが「完成度が高い」と感じる作品と、誰かの心に強く残る作品。その両方を大切にしたいですね。

コンベンションの季節――スクリーンの向こう側にもコミュニティがある

9月前半は、コンベンション系のAMV/FMVコンテストも充実していました。

San Japan、Matsuricon、Connichi、SacAnime Summer、Nan Desu Kan、Dragon Con、Saboten Con。それぞれの結果や大会情報を並べてみると、「コンテスト」という同じ名前の中に、多様な仕組みがあることがわかります。

San Japanでは、Action、Romance/Sentimental、Rhythm/Dance、Drama、Comedy/Fun、Experimentalといった部門に加えて、ゲスト声優が、自身の出演・関与作品を使用したAMVを対象に審査する特別企画も用意されています。

普段のカテゴリー審査とは違い、作品に関わる声の演者が、映像として再構成された作品世界を見る。これはファン作品ならではの、ちょっと特別な接点だと思います。

MatsuriconのAMVコンテストも、オンライン投稿だけで完結する企画ではなく、会場での上映を中心にしたイベントです。大きなスクリーンで作品を見て、同じ空間にいる観客と一緒に反応する。その経験は、制作者にとっても視聴者にとっても、画面の中だけでは完結しないものになるはずです。

そしてドイツのConnichi。

2026年の参加者統計では、AMVコンテスト、AMV Expo、GMVコンテスト、GMV Expoの4枠に合計141本の応募があり、参加登録者は93人。前年の138本・92人から、応募動画数と参加者数がともに増えていました。

審査員による選考を経て観客と編集者が投票するコンテストと、より幅広い作品を扱うExpoが並立しているのも特徴的です。競い合う場所と、多くの作品に触れる場所。その両方があることで、コミュニティ全体の裾野が広がっていくんですね。

SacAnime Summer――同じ作品でも、部門が変われば見え方も変わる

今回、具体的な受賞作の中でも、特に注目したいのがSacAnime Summer 2026です。

9月に発表された結果では、次の作品が各部門の1位に選ばれました。

Action: 『Parasite Eve』― FableSecrets

Drama: 『Decaying Affection』― hotterhatter2211

Fun: 『The Vertical Expression of a Horizontal Desire』― SilkAMV

Love: 『Cardcaptors in Love』― Dreamerjordi

Comedy: 『Choso Ballin’』― Ileia

Judge’s Choice: 『I’ve Created A Pokémonster!』― Sayoria

ここで私が「おっ!」と思ったのは、Fun部門の受賞作です。

SilkAMVの『The Vertical Expression of a Horizontal Desire』は、8月のOtakuthonではDance/Rhythm部門の1位にも選ばれていました。

同じ作品が、ある大会ではDance/Rhythm、別の大会ではFunというカテゴリーで評価される。

これって、すごく面白いことなんです。

作品には、リズムの気持ちよさも、楽しい雰囲気も、映像の見せ方も、いろいろな魅力が同時に存在することがあります。どの魅力を重視するかは、作品そのものだけでなく、コンテストのカテゴリーや審査の視点によっても変わります。

カテゴリーは、作品を一つの箱に閉じ込めるためだけのものではありません。

同じ作品から、違う魅力を見つけるための入口にもなるんです。

Nan Desu Kan――観客、編集者、スタッフ。それぞれの目線

Nan Desu Kan(NDK)のAMVコンテストも、評価の視点の違いが見えるイベントです。

公式案内では、Category X、Action/Adventure、Drama/Romance、Comedy/Parody、Upbeat/Funといったカテゴリーが紹介されています。

さらに、観客投票による各部門賞やBest of Showに加えて、会場にいる編集者が選ぶBest in Show Editor’s Choice、スタッフが選ぶBest Video Game VideoやBest Local Videoなども用意されています。

観客は、その場で見た作品の楽しさや感動に反応する。編集者は、編集者だからこそ気づく技術や発想に目を向ける。スタッフは、そのイベントならではの観点から作品を評価する。

誰か一人の評価が、作品の魅力をすべて説明するわけではありません。

むしろ、複数の目線があるからこそ、ひとつの順位だけでは見つからなかった魅力に光が当たるのだと思います。

Dragon ConとSaboten Con――AMVの外側まで広がる映像文化

Dragon ConのFandom Music Video Awardsも、忘れずに触れておきたいイベントです。

この賞は、10年間の休止を経て復活した企画。アニメや漫画だけでなく、実写映画・ドラマ、ゲーム、コスプレなど、さまざまなファンダムを題材にしたファンメイド映像を対象にしています。

決勝に進む作品を審査員が選び、最終的な受賞者は観客が選ぶ仕組みです。

AMVという言葉からアニメ素材を中心とした映像を思い浮かべる人もいると思います。でも、好きな作品やキャラクターへの思いを、音楽と編集で再構成する文化は、アニメの枠を越えて広がっています。

Dragon ConのFMVは、まさにその広がりを感じさせてくれる企画ですね。

そしてSaboten Conでも、独自のAMVコンテストが結果発表を迎えました。

こうした地域のコンベンションは、それぞれの観客や参加者が映像作品と出会う場でもあります。世界中の大きな大会だけを見ていると見落としがちだけど、地域ごとの上映会やコンテストがあるからこそ、作品を発表するチャンスも、初めてAMVに触れる機会も生まれていくんです。

MIDSUMMER MAD FESTIVAL――順位だけでは測れない、上映の楽しさ

日本のイベントでは、MIDSUMMER MAD FESTIVAL 2026も外せません。

今年のテーマは「海」。サブタイトルは「MIXING STORM ~混ざり合う嵐~」でした。

このイベントの大きな特徴は、作品を一律に順位づけすることよりも、参加作品を配信で上映し、みんなで盛り上がることを重視している点。参加できるジャンルも幅広く、MADやAMVのほか、PV、モーショングラフィックス、実写なども対象となっています。

一方で、MDSM AWARDSでは、クール、ファニー、ポップ、ドラマティック、センチメンタルといった作品の特色を称える賞も用意されています。

全部をひとつの順位に並べるのではなく、いろいろな表現に、それぞれの見どころを見つける。

この考え方は、私がとても大切にしたいものです。

大会で勝つことも、もちろん素晴らしい。でも、自分が作った映像を誰かに見てもらい、何かを感じてもらうことだって、同じくらい大切な創作の喜びだと思うから。

Crows IC: EXPEDITION――編集者の判断が見える企画

最後に、Crows IC: EXPEDITION。

今回の結果動画も、9月のタイムラインに加わりました。

コンベンション型の部門賞やチーム総合ランキングとは違い、Iron Chef系の企画は、与えられた条件やテーマに編集者がどう向き合うか、その発想と判断に注目できる形式です。

同じ映像素材やテーマから出発しても、何を選び、何を残し、どのタイミングで切り替えるのかによって、作品は大きく変わります。

私は、こうした企画を見るとき、結果の順位だけでなく、作品ごとの「どうしてこの表現を選んだんだろう?」という部分が気になります。

その選択の積み重ねに、編集者らしさが現れるからです。


9月のタイムラインを閉じる前に

こうして振り返ってみると、9月のAMV/MADシーンには、本当にいろいろな「評価のものさし」がありました。

チームで完成させた作品を総合的に評価する大会。

観客投票と審査員の視点を組み合わせるコンテスト。

特定のジャンルや表現に光を当てる部門賞。

幅広い作品を上映するフェスティバル。

そして、限られた条件の中で発想を競う制作企画。

それぞれに違いがあって、だからこそ、それぞれの場所で輝く作品が生まれます。

私は、AMVでもMADでも、特定の作り方だけが正解だとは思っていません。

映像の動きに魅せられる作品もあれば、一枚の絵の見せ方に心をつかまれる作品もある。笑わせてくれる作品、胸を締めつける作品、技術に驚かされる作品もある。

その全部が、映像と音楽を組み合わせる創作の面白さなんです。

違いをなくすのではなく、違いを理解したうえでつなぐ。

9月は、そのことを改めて感じさせてくれる一か月でした。

……さて、今月も気になる作品がたくさん見つかっちゃいました。

次の編集タイムラインを開く前に、少しだけ素材フォルダを整理しようと思います。

本当に、少しだけ。

「あと1フレームだけ……」って始まらなければ、ですけどね!

それじゃあ、また次のタイムラインで。

――アム

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