【iha’s column】AMVがトランプやプーチンと、北方領土問題を解決する世界

2017-04-30Column

 

 

 

登録期間(9月15日~12月10日)、投稿期間(9月15日~12月15日)と言う日程で、ロシアにて”AKROSS CON”と言う、AMVコンテストが開催されます。
日本と違い、日程は良く延長されますので御注意下さい。

日本語詳細はこちら。
http://amv-japan.org/contest/akross-con-2016-rules-and-deadlines-japanese

 

ロシアでは他にも多くのAMVコンテストが行われています。
なぜ、ロシア人はそんなにも日本のアニメが好きなのか? 私見ですが、色々と書き留めたいと思っております。

ロシアでは元々、アニメの制作が盛んであり、世界的に評価の高いアニメも多かったのです。
これはソビエト連邦時代、共産党主導でアニメを道徳教育に用いていたからだと思われます。

共産党政権は、基本的に宗教を認めておらず、宗教に代わる道徳規範を必要としていたのです。

また、芸術活動も制限を受けているので、アニメで芸術活動を行おうとする物も多かったのでしょう。
子供向けなだけでなく、芸術的な作品も多く作られ、世界的な評価を得ています。

しかし共産党の規制の中には、エログロ等の大人向けの物も含まれており、インターネットが盛んになると、若者は日本のアニメに飛び付く事になったのです。

ソ連の崩壊は1991年ですが、大人向けの作品がロシア人に受け入れられるまで約15年を要しています。
これはソ連時代の規制を知らない若者が成人するのに必要な時間です。

インターネットサービスが広く行われるようになったのは1990年台で、ソ連崩壊にも大きな影響を与えました。
クーデターによって放送局などが抑えられた時にも、インターネットだけは生きており情報を発信していたのです。

そして21世紀に入り、インターネットは常時接続、固定料金制に移行。爆発的に一般化される事になります。
YouTubeの設立が2005年。ニコニコ動画が2006年

そして2006年にはアニメで「涼宮ハルヒの憂鬱」があったと言う事も、日本と世界に後々まで大きな影響を与える事になります。
世界中の人々がインターネットいう媒体で、最初に目にした愉快な動画が涼宮ハルヒのEDテーマ「ハレ晴レユカイ」だったのです。

ロシアだけでなく、ヨーロッパ、アメリカ、アジア、南米、イスラエル、フィリピンの刑務所でまで、「ハレ晴レユカイ」は踊られていました。
このインプリンティングによって、日本のイメージは「萌え」と「アニメ」に引きずられて行く事になります。

「萌え」と「アニメ」だけでなく、平和で安全な社会、恵まれた生活、和を重んじる人々、規律と楽しさが同居する学園生活、様々な日本の在り様が世界中で称賛を持って迎え入れられました。
世界中の人々は「涼宮ハルヒの憂鬱」を楽しいと思うだけでなく、「自分もこうなりたい」と思ったのです。

これは実は、ソ連において共産党が行おうとした、「宗教に代わる道徳規範」に近いものではないかと思います。
日本も宗教意識が薄く、道徳の授業でアニメを見せている国なのです。

アニメは実写よりも記号的である故に、テーマを伝えやすい媒体です。
特に子供は情報の取得選択がまだ不完全で、情報量の多い画面を見せると、他の事に気を取られます。

元々、心理学に長けていた共産主義者の一部が、アニメを利用しようとしたのは当然だったと言えるでしょう。

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さて、現在の話に移りましょう。
AMVは現在のプーチン政権下のロシアと、どの様に向き合って行けば良いのか、私なりにですが少し考えてみました。

私のプーチン政権への評価は、両極端。
内政にも外交にも、とても評価できる部分があるのに、全く評価できない部分もある。

しっかりとロシアと同盟国の利益を考えており、世界をリードしようとしている所は評価出来るのですが、他国とのいがみ合いは絶えません。
クリミア危機などは、西側諸国やウクライナ自体にも問題があるので、一方的にロシアが悪いとは思いませんが、ISとの取引などは大問題です。

国内の支持は熱い(誤字ではありません)にも関わらず、麻薬ホームレスの問題すら解決出来ず、平均寿命も低いままになっています。
せめてウオッカへの税率を高め、ワインを推奨し外貨獲得の手段ともするとか、敵対財閥を解体するのではなく、まずロシアンマフィアを解体するとか……

ここでようやっと日本の登場です。
ロシアンマフィアはロシアのGNPの4割を占めると言われるほど巨大で、機関銃どころか、ヘリ潜水艦まで持っています。
北海道でも盗難車の密輸出麻薬の密輸入密漁など、多くの犯罪にロシアンマフィアが関わっているのです。

北方領土返還、平和条約の締結も大事なのですが、両方の国民の幸福に繋がる極東マフィア解体に合同で当たるのが第一ではないかと私は思います。
マフィアを解体した後で、日露が共同して中古車の輸出入や、漁業を行うのも大切です。

次に行われる北方領土返還は、アメリカも日本の領土内にロシア軍が駐屯する事を良く思っていないので乗り気ではありません。
北方領土は返還されても、ロシア国民は退去せず、ロシア軍も退去せず、沖縄の様に日本とロシアの共同管理になる可能性が高いからです。

しかしこれは、アメリカでトランプ政権が成立する事により、解決される可能性が出て来ました。
アメリカとロシアの関係が改善されれば、北方領土にロシア軍が残っても、アメリカ側にあまり問題とされません。

逆にアメリカとロシアが共同で、日本海、南シナ海を含む太平洋全体ににらみを利かせると言う未来すらありえます。
その次には、日露平和条約の締結です(領土問題もあるので、日本は未だにロシアと平和条約を結べていません)

しかし、この様な未来へ向かうの為の障壁が、まだ一つあります。
それはロシアの国民感情です。

ロシア国民とすれば、自分達の領土が減るだけです。しかも、ロシアには少ない不凍港
人気のあるプーチン政権と言えども反発は必至。

その時に役立つのが、マフィアを合同で解体したと言う事実と、もう一つ、日本のアニメなのではないかと私は思います。

ロシア人に、「日本に旅行しやすくなる」「日本と貿易が盛んになれば経済も良くなる」「日本人と事業をやりたい」
そう思って貰う為にも、日本は良い所だとダイレクトに伝える事が出来るアニメが必要だと思うのです。

ロシアで人気のあるAMVは、その橋渡しになる事が出来るのかも知れません。

ロシアの皆様は、日本のアニメが好きだと、大声で発信し続けてくれています。
”AKROSS CON”は、世界でも最大級のAMVイベントなのです。

日本の皆様もAMVで、ロシアの方々と、親交を深めてみませんか?

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Posted by いは